ひとつ前の記事で熱性痙攣のことを書きましたが、その後4日間娘は入院することとなってしまいました。
こちらも覚書で。
(非常に長いです。)
<1日目>
熱性痙攣を起こしたのは前日の夕方のこと。
その日は夜中に2回目の痙攣止めのダイアップ挿入。そのまま朝まで寝ていました。
翌日は相変わらず40度超え....
夕方になって今度は「足が痛い。」と訴えてくるように。片足の裏と甲が痛いようです。
何度も訴えるので、行きつけの小児科の診療時間ギリギリに診察してもらうことに。
前日までの経過を伝えて血液検査をすることになりました。(その時点で足の痛みは消えたようです。なんだったんだろ?)
その結果CRP(炎症反応 通常0~0,3程度)が10以上。
即入院でもおかしくはない、と言われました。ただ意識がはっきりして割合機嫌もいいため、翌日の二次救急だったら我が家から近い病院なので明日紹介状を渡す、とのこと。
急変はおそらくしないだろう、と言われ帰宅しました。
が、19時頃測るとついに41度超え。
もう家で看るのは無理、と判断してちょうど帰ってきた主人にお願いしてその日の二次救急指定病院へ急ぎました。
救急救命センターで受付をすませ、その際「41度を超えました。」と伝えると、他にも待っている方が多かったのですがすぐに呼ばれてまず院内トリアージ。
(今回5箇所目の病院ということでびっくりされました....ドクターショッピングだと思われたかな。)
そこでも測ると40,5度あったためまたすぐに呼ばれて診てもらえました。
アデノウィルスの検査や血液検査をその前にしていたので、特に検査することなくそのまま症状を説明して入院することに。
一応翌日入院の覚悟があったため、車に入院グッズを詰めたスーツケースを載せていたので荷物を取りに帰るという手間は省けました。
部屋の準備を待つ間に点滴を固定して取り付けることに。
......ただ、この作業(?)暴れないように押さえつけるので、きっと見ていられないだろうからご両親は退室して待っていてください、とのこと。
待合室まで「ママー!」と泣き叫ぶ声が何度も聞こえましたが、我慢することしかできず。(後で妹に言ったら、姪がよく入院する病院では人手が足りないのか、パパは退室。で、なんとママが押さえつけるそう^^;)
それでも「普通の子供よりずっとおとなしく我慢した。」と褒められていました。
アンパンマンとドキンちゃんのテープを貼ってもらいました。(左利きなので右腕にお願いしています。)
そして23時に入院する部屋に移動。個室でした。
<2日目>
相変わらず40度5分あたりが平均。
ここ2日間、全く食べていないのですが、それでもと思い昼食から出してもらうことにしました。
食事制限はなく、好きなものをどんどん食べさせてOKとのこと。
栄養士さんが来てくれて、好きなものや嫌いなものを細かく聞いてくれました。
その結果、主食は朝:パン 昼:麺 夜:米飯。そしてフルーツが毎食。
苦手な豚肉や牛肉は無し。りんごジュースが好き、と伝えたら牛乳のかわりに出してくれることに。
こんなに細かく対応してくれるなんてビックリしました。
まあ普段でもあまり食べない子なので、高熱のこの日はもちろんほとんど食べず(泣)
お腹が空いてはいるようで、ご飯を2口ほど自分で口に運ぶのですが、すぐに「もう寝るの。」とベッドに横になってしまいます......
この日、看護学校の生徒さんの実習ということで娘の担当をしてもいいでしょうか?との打診があり、もちろん個人情報などは守られるし医療行為はしないとのことなので承諾しました。
この生徒さんも交えて体を拭いてくれたり(点滴をしているので私では無理)、本当にお世話になりました。
娘は高熱ながらおしゃべりも普通にでき、歌もうたっているので、巡回できた先生も「元気だね。」と。
余談ですが、私自身は39度を超えると頭で考えたことがそのまま言葉として出てしまいます。
(例:あー、やばい口から言葉が勝手にでるなー、と考えたら、すでにその言葉を言ってしまっている。)
そんな熱にうかされて......ということでもなさそうで、普通に聞いたことには答えるし歌もDVDにあわせて歌っています。不思議。
この日は妹が、姪が小さい頃見ていたというアンパンマンやおかあさんといっしょのDVDを持ってきてくれたのですが、それを見ながら
「これ○○○(妹のこと)が持ってきたの。」など。
そうそう、点滴の固定されている手を見て「尖がってる。」とも(笑)
だいたい1時間毎に熱を測っていたのですが、
夜中も心配で目が覚めるのでその都度計測。
すると23時を超えたあたりから39度台になるように。
そして2時。38度台まで下りました~!
その時点まで一緒に寝ていたのですが、何度も体温計をはさむ私に怒ったのか、
「ママ、あっち行ってよ!」と。
そのためこれ幸いと私も付添い用ベッドに移動。まあそれでもグッスリ眠ることはできないけど。
それでも熱が下り始めたということで気分的にだいぶ楽になれました。
<3日目>
朝6時前に測るとなんと35度9分!!
普段の平熱より低い(笑)
アデノウィルスは高熱が4日~7日間続くことが多いそうですが、まさに4日間39度後半~41度の間をウロウロしてそして下りました。
先生も入院期間は1週間程度と予測していたそうですが、なんとこの翌日には退院することに。
食欲も少しは湧いたようで、主食を出された1/5くらい(!)は食べられるように。
しかし.....待っていたのは駄々っ子地獄。
よく子供は病気の治った後、グズグズするといいますが
まさにその通り。
なぜか「海へいくーーーー!」と泣き叫び、「○○の長靴持ってきてよーーー!」など要求が止まらず。
どの言葉が逆鱗に触れるのかわからなくものすごい苦労しました(泣)
どんな言葉をかけても、
「しない!」(怒)「食べない!」(怒)「行かない!」(怒) のパターンの返事のみ。
病棟内は散歩してもいいとのことで点滴を持ち、娘を抱っこして(足に力が入らず歩けない)うろうろ。
あまりの絶叫っぷりに、看護学校の生徒さんと教官が来て遊んでくれました.....
が、こういった方達には愛想がよくニッコニコ。
部屋から帰ってしまうとワガママ炸裂。しかもその倍になって。
夕食はご飯にいろいろなおかずがついていましたが、少し食べただけで
「おうどん食べうーーー!」
「ない」と言ってももう聞かず叫ぶので、泣く泣く売店で『赤いきつね』購入。
そして3分間待てずに絶叫するので途中であげたら「まずい」と怒るし。
結局少しだけ食べたその残りは、たまたま来ていた義母が食べてくれました^^;
何度も暴れて点滴を固定している包帯がほどけるため、シールも新しいものに。
今回はキャンディ。(プリキュアより)
このシール、スタッフの手描きだそうですがバリエーション豊富!!
アンパンマンはすごい数だし、ワンピースやドラえもん、ゲゲゲの鬼太郎まで。
ありがたい。
この日の娘には何度も泣かされそうになったけど、元気になった証拠とひたすら僕になって過ごしました。
見てないからと止めると怒るんだもん><
この日、寝たのは結局深夜0時を過ぎてからでした.....
個室でよかった。
<4日目>
夜中に再度熱があがることもなく、退院手続き。
用事で近くまで来ていた実家の両親が手伝ってくれ無事退院。
入院途中であまりにも騒ぐので、家まで取りに帰った黄色い長靴を履いてご機嫌でした。
家に着くとちょっと遊んだあとグッスリ。。。(今も寝てる)
やっぱり家が安心するのかな。
たった3泊の入院でしたが本当に熱がさがってほっとしました。
今回熱性痙攣を起こしてしまったため、これからは発熱の都度ドキドキしそうです。
ツイッターやFBで心配してくれた皆さん、ありがとうございました。
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